サポートライダーインプレッション

グロータックが応援するサポートライダーの製品インプレッションです

・畑中勇介選手
・知野真央選手
・西園良太選手


畑中勇介選手 -teamUKYO​所属-

hata1985年6月21日生まれ、175cm、62kg
経歴
昭和第一学園高等学校
チームブリヂストン・アンカー
スキル・シマノ
teamUKYO
2007年U-23日本選手権個人タイムトライアル優勝を皮切りに、国内外トップチームで活躍、これまでに数多くのタイトルを獲得し、2015年度Jプロツアー個人ランキング1位。
2017年全日本選手権ロード 優勝

天候不順が続く日々の練習に仕方なく使用していた過去のインドアトレーナーでは多くの選手が「狙ったパワーが出ないし、集中出来ない」といった感覚をもっていました。
実走とは違う、固定された自転車の上でのペダリングに違和感を持っていたからでした。

しかしそのイメージはGT-Rollerによって覆えされました。
エラストマーによって作り出される自然な前後左右の動きによってバランスを取りながら乗るという自転車本来の動きを再現する事が出来ます。
これによって天候不順の時の練習だけではなく、時として実走以上に練習の質を得られるようになりました。
回復走からペース走、ダンシングも出来るため登坂練習さえ出来ます。これがあればいつでも、どこでもトレーニングに取り組めます。
結果を出すトレーニングを可能にするGT-Roller。
最高の道具に、出合いました。


智野真央選手 -NEILPRYDE–NANSHIN SUBARU Cycling Team 所属-

chino1982年9月14日生まれ、158cm、48kg
経歴
日本体育大学にてトライアスロンを始め卒業後自転車競技に転向
2014年JBCF宇都宮クリテリウム優勝
2014年JBCF栂池ヒルクライム優勝
2014年JBCFみやだクリテリウム優勝
2014年JBCF南魚沼ロードレース優勝
2014年JBCFいわきクリテリウム優勝
2014年JBCF輪島ロードレース優勝
2014年JBCF美浜クリテリウム優勝
2014年Jフェミニンツアー総合優勝
2015年JBCFみやだクリテリウム優勝

限られた時間で効率よくトレーニングをするために、私にとってローラー台は欠かせないアイテムです。

GTローラーFLEXに乗って、瞬時に感じたことは「自然な乗り心地」と「音の静かさ」でした。

通常の固定ローラー台は自転車が全く動かない状態ですから、ずっと乗っているとその感覚が身についてしまいます。これではせっかくトレーニングをしても外でのライディングと体の動きが微妙にリンクしません。

しかし、FLEXでは左右の動き、前後の動きに対応してくれるので外で乗る感覚ととても似ていますそれに三本ローラーのように常に不安定ではなく前輪が固定されつつもバランスを取りながら乗るという絶妙な固定式なので負荷をかけてもがいても安心です。

またトレーニングは高強度をやったらリカバリーの低強度のものをやるといった繰り返しになるので、それをやるにも十分な負荷の幅がついています。

そして、音の静かさですがこれは本当に驚きました。

私はいつも音楽を聞きながらローラーに乗っていますがそのときのスピーカーの音量が普段聞く時と変わらなかったのです。今までは音量が大きくなりすぎるのでイヤホン必須だったのですが、それから開放されました。ちょっとしたことですが日々の事なのでそんな所も嬉しかったです

ローラー台トレーニングにおいて今までデメリットだった点がFLEXによって解決されました。ローラー台メインで練習を行うときの選ぶ基準としてこの二点はとても重要ポイントだと思います。それを満たすFLEXは私の最高のトレーニングパートナーとなっています。


西園良太選手 -ブリヂストンアンカープロサイクリング所属-

701A38731987年9月1日生まれ、170cm、62kg
東京大学在学中、3年次全日本学生個人TT、インカレロード優勝
4年次、個人TT連覇、インカレロード2位
卒業後プロロード選手に
2012年全日本個人TTエリート 優勝
2012年ツールド北海道個人総合2位(日本人1位)
2013年Tour of Japan 個人総合6位(日本人1位)
2016年全日本個人TTエリート 優勝
2017年全日本個人TTエリート 優勝

GT-Roller Flex2はサイクリストの「これがあれば。。。」というニッチを埋めてくれる気鋭のメーカー、グロータックの製品の中でも大物かつ主力製品です。肝はダンパーを内蔵したフロントフォークの固定部分による、実走近いフィーリングを得られるシンプルな振動機構ですが、それと同等、もしくはそれ以上に国産の高い技術力によって作られる超高精度の負荷機構やフレームが魅力です。実走に近い振動によって軸の感覚を失わずに、軽い負荷から高い負荷まで幅広く使えます。

私個人が信号の多い都心の大学で4年間を過ごしながら、道路環境の良い地方に住みつつ練習時間がたっぷりある選手に太刀打ちするには、真剣に時間効率を高め、隙間時間を有効活用する必要がありました。少し用事が早く終わった、時間ができたとあらば自転車に飛び乗り、密度の高いトレーニングを行う必要があったのです。都心から実際に走りに出かけて高いクオリティのトレーニングを行うためには往復2時間以上かけて移動する必要がありました。もちろんそんな時間はありません。週末はともかく、ウイークデイにはホームトレーナーを利用せざるをえなかったのです。

その試みはうまくいき、大学の後半では全国レベルでも入賞するようになってきました。しかし、レベルが上がるにつれて問題も顕在化してきました。ホームトレーナーの利用比率が増えるに従って、ホームトレーナーでのパワーが出しやすいフォーム、というものが身についてしまったらしく、実走で違和感を感じるようになってきたのです。通常のホームトレーナーは前輪部には特になにもせず、後輪部はしっかりと固定されるものが大半であるため、どれだけ無理な動きをしても、ほとんど微動だにしません。よってパワーを出すために少々無茶な力のかけ方をしても特に問題なく受け止めてくれます。しかし実際のレースは位置取りなど、ハードな局面ほどバイクコントロールもシビアです。この時は週末のトレーニングでの実走と、普段から力を無理に出し過ぎないことを意識で行う以外にはそれほど良い方法がありませんでした。

大学卒業後、プロ選手として3年間走り、よりフォームの意識は高まりました。再び社会人としてホームトレーナーを頻繁に利用しながらレースを目指すにあたって、実装に近い左右の動きを出してくれるホームトレーナーとして、Growtac GT-Roller Flex2が目に留まりました。共通の知人の紹介もあり、今年一年サポートをいただき、使いこんだ所感です。

1. 振動機構がなかったとしてもホームトレーナーとして値段分の価値がある。
Growtacは日本発の企業です。某国内大手企業を退職されたエンジニアによって設計され、日本の町工場の高い技術力によって製造されたパーツで組み上げられています。マグネットによる負荷装置、レール、各種ボルトなどにおよそこの価格帯の物と思えないほど高品質なものが使われており、耐久性や動きに安心感があります。

2. 負荷装置をうまく使うとジャイロ効果を変えてトレーニングができる。
登りで低速になると、車輪のジャイロ効果(ホイールが回転することにより安定性が増す効果)が薄れ、横ブレしやすくなるため、全身でうまくバランスをとりながら乗る必要があります。これを利用してハンドルを握り込まずにうまくバランスをとった安定したペダリングを行う低速でのワークアウトを行ったりもします

GT-Flex 2でもこれが可能です。負荷の幅はかなり広いので、300W以上でも負荷を最大にしてやればかなり車輪のまわり方は低速で、ジャイロ効果がなくなります。後輪はとくに固定されていませんから、安定のためには全身を使う必要があります。逆に負荷を軽くして、ホイールをスピンさせて安定する感じもつかむことができます。

3. もちろん振動機構によって、より実走感が得られる。
シンプルなダンパー機構によって得られる左右の振動をうまく抑制しながらペダリングを行うのが、実際の路面でまっすぐ走るための良いシミュレーションになります。とはいえフロントフォークは固定されているので、実際に危険なことはなく、三本ローラーや実走で不可能なアグレッシブなワークアウト(片足でバランスをとるのがとても難しいものなど)を適当に不安定にしながらも恐れず行うこともできます。

まとめ
多忙な社会人生活と、競技力アップのためにはよいホームトレーナーは不可欠であり、FT-Roller Flex2はその中でもベストの選択肢です。低負荷から高負荷まで、従来の固定式トレーナーで得られなかった振動感とともに、高い信頼性のおける据え置き型トレーナーです。